・年齢:30代前半 千葉県在住
・総務・人事担当のサラリーマン
・2020年、第一種衛生管理者試験合格
・後輩10人以上に試験対策の助言経験
・「衛生管理者.com」管理人
合格体験談④です。4記事に分けて、合格体験談を綴ってきた最終章です。
【合格体験談③】衛生管理者をYouTubeで対策!試験前のラストスパート
第4回は第一種衛生管理者試験当日に行ったことと合格発表、合格した後の対応についてです。
・衛生管理者試験当日、朝の過ごし方
・試験当日の流れ
・合格発表と会社への報告
以上の雰囲気をつかんでいただけると思います。
衛生管理者試験当日の朝も過去問を解いていた
関東安全衛生技術センターでの試験は午後13:30から。関東の場合は会場も遠い(千葉県市原市)。
東京から電車とバスで2時間は見ておいた方がいいので、昼食の時間等も考えると会社に行かず直接、試験会場に向かうのがいい。
私は自宅で早めの昼食を取ったあと、電車で向かった。バスは試験がある時にしかでておらず、具体的な時刻表もなかった。
具体的なアクセスや施設については、下記の記事も参考に。
試験開始の1時間半前に五井駅に着いたが、受験生らしき人は結構いた。バスか乗り合いのジャンボタクシーで向かう。バスで20分くらいだった。
早めに着いて、座れるまで待ってバスで向かうのがオススメ。
試験当日の朝も過去問を解いていればOK。試験前はまとめたノート・参考書などを見ている人も多いが、衛生管理者試験は過去問対策が重要。
全てやり終わった時に、記憶があやふやになっていたところを問題集のポイント解説で振り返っておくくらいだった。
試験会場(関東安全衛生技術センター)に到着
バスでしばらく行くと会場に到着。田舎という印象。施設の周りに飲食店等もない。
施設に入って、受験番号ごとに部屋が決められているので、自分の部屋を探す。100人以上入りそうな大きめの会場だった。それが4部屋くらいあったかと。
試験開始の1時間前には着席できた。トイレに行ったあとも、ひたすら過去問題集を解く。試験開始15分前に試験官から案内がある。
試験官は3人のおじいちゃんだった。慣れた様子ですすむ。
注意事項を説明したり、問題を配ったりで時間は過ぎる。試験結果はインターネットか掲示板で確認できるとのこと。(また、ここまで見にくる人はいるのだろうか・・・)
インターネットで公表される日時はメモっておこう。そして、試験開始。
原則としては、1週間後の9時半からインターネットで合格確認ができる。
衛生管理者試験 開始!
13:30ちょうどになったところで、衛生管理者試験開始!
全体を一度見通して、乱丁・落丁が無いことを確認。見たことがあるような問題が多くて、一安心。
自信のないところだけ、星をつけておいて、最後にいったら戻る。そして、見直しでもう一周した後に60分が経過した。60分経てば、終わった人は退室できる。
退室を希望する人は挙手をすると、順番に試験官が回ってくるので、問題なければ答案が回収され、退出が可能になる。
私は60分で手をあげて退室した。第一種衛生管理者試験では30%くらいが60分で退室していた。
退室した後、窓口に置いてある「免許申請書」と「受験申請書」を持って帰る(どちらかは受験室でもらったかもしれない)。
受かれば「免許申請書」、落ちれば再度「受験申請書」が必要だ。これさえ貰えばあとは停まっているバスに飛び乗り、帰るだけ(ここでもらっていないと再度取り寄せる必要があるので注意)。
手応えはあった。自信のないものが外れたとしても6割はいったはずだ。
合格発表をインターネットで確認
いくつになっても合格発表は緊張するものだ。合格発表時間の5分前からパソコンの前で待機する。
確か受験日は12月13日で合格発表日は12月20日の13時だったと思う(2022年現在は9時半の発表になっているようです。)
見づらいホームページの下の方にスクロールする。(下記ページ)
自分の番号があった。安心した。あの高い受験料をまた払わなくていい。あんな遠くまで行かなくていい。
衛生管理者試験に合格したら、すぐに免許申請
先輩で以前、衛生管理試験に合格したが免許の申請を忘れていて、合格の資格を取り消されたと言っていたので、すぐ手続きをした。
(会社には怒られなかったらしい・・・・。受験料は自腹になったと言っていた。)
ちなみに、2024年現在、合格後の免許申請期限はありません。数年後の免許申請も可能です。
衛生管理者試験の合格通知書は、試験結果発表日に郵送されるため、試験後1週間〜10日で手元に届きます。
必要書類は「免許申請書」「受験票」「返信用封筒」など。東京労働局免許証発行センターに書類を送る。
この段階になって、免許用の写真を再度送らせたり、返信用の封筒に切手を貼らせたり、少し面倒くさい。
先輩を反面教師に、合格の翌日には必要書類を準備した。12月21日には書類を揃えてポストに投函。
これで衛生管理者への道は終了。いや、会社への報告を忘れていた。立て替えた受験料・試験会場への交通費・返信用切手代を漏れなく請求。
会社のために資格を取ったんだ。しっかり請求しなければ。
よし、これで終了だ。上司からはお褒めの言葉もいただいた。
衛生管理者免許証が2ヶ月届かなかった
手間のかかる免許申請を行って終了かと思ったら、それからが長かった。確か1ヶ月くらいで発行されるというような説明が書いていたはず。
12月の下旬に書類を送って、1月中には届くと思っていた。しかし、実際に届いたのは2月の20日を過ぎてからだった。
2月に入って1週間経っても免許が来なかったので、問い合わせ先に電話した。取扱窓口は「東京労働局」。
すぐに電話が繋がり、12月に申請した免許が届かないと伝える。
そうしたら、「年末なので、2ヶ月くらいかかる。ホームページにも載せてます。」と。調べてみると、東京労働局のホームページの奥の方に書いてあった。
2024年現在、1ヶ月程度は時間がかかるみたい。関東以外の方も送付先は東京労働局になります。
申請から2ヶ月が過ぎた2月下旬にやっと免許が届いた。
免許が届いたら会社に報告
やっと届いた免許も写真が非常に暗い。
私が送った写真のせいだろうが、いい気はしなかった。
ひとまず、免許のコピーをとり、会社に報告。正式に事業所の衛生管理者になるには事業主が任命(選任という)することが必要。
私の場合は、しばらく上司がその業務を続けることになっていたので、私がすぐに職場の「衛生管理者」になることはなかった。
また、衛生管理者になった場合、私の会社では数千円の手当がある。が、衛生管理者に選任されなければ、それももらえない。
なんか合格したのに、損した気分。
【取得から約1年後】
上司の異動があり無事、職場の「衛生管理者」になりました。
衛生管理者カエルの合格体験談はこれで終了です。ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
【合格体験談①】第1種衛生管理者試験の講習会に参加し、勉強を開始
【合格体験談②】第一種衛生管理者試験に申し込み、試験対策を始める
私は、衛生管理者に合格して、それ以降の仕事に大きな変化はありませんが、上位資格の取得や転職も検討してみてもいいかもしれないですね。