・年齢:30代前半 千葉県在住
・総務・人事担当のサラリーマン
・2020年、第一種衛生管理者試験合格
・後輩10人以上に試験対策の助言経験
・「衛生管理者.com」管理人
合格体験談②です。4記事に分けて、合格体験談を綴っていきます。
【第1回】第一種衛生管理者試験の講習会に参加し、勉強を開始。合格体験談①
第2回は第一種衛生管理者試験に申し込みをして、どのように勉強を始めていったかです。
・衛生管理者試験の申込(早めにやるのがいい)
・衛生管理者試験の勉強の始め方
・衛生管理者試験受験科目ごとの難易度
以上の雰囲気をつかんでいただけると思います。
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第一種衛生管理者試験の費用支払・申込み
衛生管理者講習会を終えて、本格的に勉強を始めるんですが、試験日が決まらないとなかなか勉強する気が起きないので、とりあえず、試験の申し込み準備を始めます。
調べると結構面倒くさいです。
まず、時間がかかりそうな卒業証明書の取り寄せから、始めてみました。書類について詳しく書類を知りたい方は下記の記事も参考にしてください。
【参考】衛生管理者試験に必要な事業者証明書の自分での書き方を解説
卒業証明書を取り寄せる
大学の卒業証明書を発行するために、大学のホームページから所定の様式をダウンロードして、記入。自分の身分証明書(運転免許証)をつけて送ります。
僕の卒業した大学は発行の手数料を小額為替みたいなものを買って返信用の切手もつけないとダメでした。小額為替も郵便局でしか売ってないので、仕事の合間の昼休みに郵便局で買いました。
印刷代とかも含めると500円ほどかかっていたと思います。家に届くまで、2週間くらい待ちます。
事業者の証明書を発行してもらう
会社として、労働衛生関係の仕事に従事したことの証明書(事業者証明書)を作成してもらう必要があります。証明書様式はインターネットからダウンロードできます。
事業者証明書発行でつまづきやすい点などは、以下の記事で解説しています。
会社本部に送って、本部の印を押してもらいました。
(2024年の段階では、社印は不要になっています。)
証明用写真(申請書貼付用)
3ヶ月以内にとった写真を送らなければいけません。会社での社員証を更新するために直近で写真をとっていたのでラッキー。
それを所定の大きさに変えてカラー印刷。それを申請書に貼ります。
衛生管理者試験費用・受験料の振込
受験料は6,800円です。
これも郵便局で振り込み。卒業証明書取り寄せの小額為替と一緒に払えば良かったのですが、その時には気づかず2度手間に。受験料支払いの領収書のコピーは会社の本部に送って受験料を振り込んでもらいます。
私の会社では、1回までの受験は会社が立て替えてくれて、2回目以降は自費受験でした・・・。
これでだいたい必要なものは揃ったはず。
申請書の作成:免許試験申込状況を事前確認
申請書には住所・名前等を書き込んでいきます。特別、難しいことはなかった気がするけど、一応国家資格なので間違いないように、マニュアルを見ながら1つ1つ記入。
送れる段階まできたら、ホームページで試験の空き日程を確認
関東安全衛生技術センター 免許試験申込状況
2020・2021年頃は2.3ヶ月先まで、予約ができないということがありましたが、2024年現在、1ヶ月先であれば、予約できそうです。
時期によって、早く埋まることもあるので、早めに予約してしまうほうが絶対いいです。
私の場合も、10月上旬の講習を受けて、10月20日くらいにはホームページで確認したはず。その時に11月分は全部埋まっていて、12月の2候補日を記入して、送付した。
11月上旬くらいに12月13日が受験日に決定した受験票が届いた。
衛生管理者試験申込書類準備の注意点(反省点)
・講習の前から卒業証明書、事業主証明書の作成準備をする。
・郵便局で小額為替、受験料の払込を一緒に行う。
・1日でも早く、受験日程を決めるべきだった。
受験日程が決まらないとやる気がでない。日程はたくさんあるが、すぐに埋まる。
特に、秋〜冬に関東で受験する方は早めに埋まっている印象がありますね。
第一種衛生管理者の試験勉強をいつ始めたか
なんとか試験の申し込みを行った。試験勉強を開始したのは試験日の40日前くらいだった。どのように始めたか。
まずは、通勤時間に問題集を読み始めたところからだ。私は通勤で往復1時間くらい電車に乗る。本が読める程度の電車の混雑具合なので、そこで読む。
使った問題集は、講習で配布された「第1種衛生管理者試験問題集 解答&解説 [ 中央労働災害防止協会 ]」。
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ここでのポイントはテキストではなく、問題集から始めること。テキストは法律の何条で決まっているかはわかるが、それは試験にでない。
結果として、テキストは最初から最後まで使わなかった。問題集を解くのではなく、読む。
重要な問題の部分を読んで、記憶に定着させていくということをした。
「◯日以内に選任しなければならない。」
「これは、〇〇業と〇〇業に限る。」
こんな部分を読む。特に解説を中心に。私が使っていた問題集のいいところはほぼ同じ問題も載っているところだ。
2回同じ問題が出ればわかる。少なくても見覚えはある。これが大事。見覚えがあるものを増やしていく感覚。
私の感覚では最初の1週間(5時間)くらいで問題集を1周読むこと。全然見覚えのない化学物質の問題は読みながら、覚えようとはせず、とにかく読む。
問題集3周目くらいになると見覚えのある問題が増えてくる。特に「関係法令」なんかは自信を持って解答できるものが増えてくる。有害業務・化学物質も多くが見覚えのあるものに変わってくる。
ひとまずは多くを「見覚えのある」状態にすることを目指した。
試験科目ごとの難易度
3周くらい読んだ段階で合格点に目を向けた。試験まであと、1ヶ月くらいのスケジュールだった。
合格点は「全体で6割、各科目で4割以上」だった。そろそろ6割いけそうな気になってくる。だが、問題は全科目4割だ。科目数は5つ
「関係法令(有害業務)」
「労働衛生(有害業務)」
「関係法令(有害業務以外)」
「労働衛生(有害業務以外)」
「労働生理」
「関係法令(有害業務以外)」
「労働衛生(有害業務以外)」
「労働生理」
第二種衛生管理者であれば、三科目のため、この辺りで「合格できそう!」と思えてくる。
第一種衛生管理者だと、有害業務の2科目がネックだ。「この2科目で4割いけるか?」という気持ちになってくる。
その辺りから、有害業務を含む2科目に重点を置いて問題をやるようにする。問題集にある「ポイント」もしっかり読むようにして、解答率を上げていくことを意識する。
試験1ヶ月前くらいで、「いけそうだな」という感覚と、「合格」というゴールに向けて、方向を微修正していく段階になっていた。
合格経験談②はここまでです。続きも読んでいただけると嬉しいです。