・年齢:30代前半 千葉県在住
・総務・人事担当のサラリーマン
・2020年、第一種衛生管理者試験合格
・後輩10人以上に試験対策の助言経験
・「衛生管理者.com」管理人
筆者は独学で、第1種衛生管理者に合格しましたが、勉強のための通信講座が多く開講されており、そのテキストを使って勉強している人もいます。
2021年の「宅地建物取引士」試験受験時に、「アガルートアカデミー」の通信講座を受講してみたので、資格試験を受験する際に通信講座は役に立つのか、について筆者の考えをまとめます。
・通信講座のメリットは、「情報の網羅性」・「実務準備」
・通信講座を受けるべき人は、「心配性な人」と「合格後にすぐに実務を行う人」
衛生管理者試験の受験についても、当てはまることが多いと思いますので、参考にしてください。
結論としては通信講座は「必要ない人もいるが、有効に使える人もいるだろう」という感想です。
通信講座(オンライン講座・eラーニング)の内容は
まず、通信講座はオンライン講座・eラーニングとも言われています。
自宅にいながら(インターネットが繋がれば場所を問わず)、テキストや配信動画を使って、勉強できる講座のことを「通信講座」と呼んでおり、U-CANや進研ゼミが有名ですね。
・数年に渡る教育実績・講師の質
・市販されていない特別テキスト
・合格までのスケジュール管理
また、メールやLINEで気軽に質問ができたり、受講生間の交流の場を設けているケースもあります。
アガルートアカデミーの通信講座に申し込んだ経緯
2021年10月の宅地建物取引士試験(宅建試験)を受講しようと考え始めた7月頃、テキストを買って、無料の動画で勉強すればなんとか合格できるかなと考えていました。
ちなみに、宅建試験の勉強時間は最低300時間と言われており、1日平均3時間ほどの勉強時間の確保が必要な状況でした。
そんな時に「アガルートアカデミー」の担当の方から、本ブログに通信講座について記事を書いてほしい旨、依頼がありました。
「衛生管理者資格」は既に取得しているので、「宅地建物取引士」の講座を受講させていただけるのであれば、是非記事にさせてもらいと伝え、割引クーポンをもらって受講を開始しました。
通信講座のオススメの使い方
申込むとテキストはすぐに到着しました。宅急便で10冊を越えるテキストが入っています。
・分野別テキスト4冊
・総まとめテキスト1冊
・過去問5冊(分野別と昨年度のもの)
・模擬試験(問題用紙・解答用紙・解説)
想像以上のボリュームです!実際に全部を使いきれませんでした・・・。さらにマイページにログインすれば、数十時間に及ぶ講義動画・解説動画も見ることができます。
(無料の資料請求でサンプル動画等を見ることができます)
筆者が使った対策は下記のとおりです。試験2ヶ月前くらいからひたすら繰り返しました。
・通勤の電車内でまとめテキストを読む
・机に向かえる時間は過去問をひたすらやる
・試験2週間前に模擬試験を受けて、合格ラインと現状を確認
通信講座の教材で勉強のリズムができたのは間違いありません。教材量が多いので、追加で問題集を買うという考えにならなかったのは、よかったです。
宅建試験でも過去問が非常に重要ということがわかり、過去問をひたすらやりました。これは衛生管理者試験と同様でした。
また、時間が足りたくなると言われる宅建試験で模擬試験をできたのはいい経験でした。
時間配分と2週間前時点での苦手分野を認識でき、本番に向けて得点を上げることができました。
通信講座のメリットは「網羅性」と「実務準備」
通信講座は必要ないと考えていたのですが、実際に使ってみて得点アップができたので、通信講座は意味があると言わざるを得ません。
実際に受講してみて、通信講座は「網羅性」と「実務準備」という点で価値があると感じました。
網羅的に学習できる
先ほど紹介したように、通信講座では大量のテキストが送られてきます。
市販の参考書では載せきれないような大量の過去問と細かな知識まで載っています。
YouTubeとBOOKOFFで購入した200円の古本で勉強していた時期がありました。合格へのコスパはいいんですが、無料の動画や5年前の本では、情報量に偏りがあります。
最新の法改正に対応していなかったり、出題確率が低い分野はそもそも動画がなかったりもします。
その点、通信講座を受講することで全範囲を網羅することができます。
実務準備のテキストとしては最適
宅建試験のYouTubeを見ていて気づいたのですが、資格の合格後には実際に仕事で使える知識がついていないと意味がありません。
宅建士の資格を取得したら、すぐに不動産売買や賃貸の重要事項説明書という書類を作れなければ意味がありませんが、語呂合わせなどで覚えていると実際に使える知識となっているかは怪しいです。
通信講座では全範囲の知識がまとめられたテキストがありますので、実務に使うことができます。
実際、私は試験合格のために過去問題集を使っただけで、使っていないテキストが半分くらいあります。
このテキストは実際に宅建士として働き始めたときの復習用・確認用として使おうと思っています。
通信講座は「心配性な人」「すぐに実務を行う人」向け
それでは実際に通信講座で勉強すべき人はどんな人かというと、「心配性な人」と「合格後にすぐに実務を行う人」だといえます。
「心配性な人」は通信講座の大量のテキストを使おう
心配性で細かな知識の確認を行いたい人はYouTubeや1冊の市販テキストでは不十分かもしれません。
網羅している大量の過去問とテキストを手元において勉強を始めたほうが、結果として効率的だということもありえます。
「合格後にすぐに実務を行う人」はテキストを手元に
試験に合格後、すぐにその業務に付く人は資格を得たら「有資格者」として仕事ができなければいけません。
自信を持って業務を行えるよう通信講座の細かなテキストを適宜参照しながら仕事を行うと良いでしょう。
まとめ:通信講座は効率的に学習できる
通信講座を受講してみて、「実際に送付されてきたテキスト等の内容」や「通信講座のメリット」についてまとめてみました。
単純に、かかる労力・時間・お金を少なく資格試験に合格する方法はたくさんありますが、網羅性のある通信講座の受講が向いている人もいます。
合格後のことまでを視野に入れると1つの試験勉強の手段として検討する価値があるでしょう!
私が受講したアガルートアカデミーのホームページも見てみてください!
その後、アガルートアカデミーの衛生管理者講座も受講できたので、下記の記事でメリット・デメリットをまとめています。
また、通信教材が送られてこないスマホで学習できるオンスクもおすすめです。