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【転職・就職で有利になりません!】衛生管理者限定の求人はほとんどない

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衛生管理者カエル
衛生管理者カエル
2020年に第1種衛生管理者資格を取得した衛生管理者カエルです!

転職・就職で有利になる資格を探して、「衛生管理者」資格を調べている人もいると思います。

講習を受験させようと「衛生管理者資格が役に立つ」と勧めるサイトは多いです。

本記事では、2020年に衛生管理者資格を取得した筆者が、残念ながら衛生管理者資格が「転職・就職」にはほとんど役に立たないということをお伝えします。


・転職でアピールできると考えて「衛生管理者資格」をとろうとしている。

・「衛生管理者資格」を転職のアピールに使えないか考えている。

そんな方に向けた記事です。

この記事を読んでいただければ、「衛生管理者資格」が就職・転職では役に立たないことがわかります。

衛生管理者は「1 利益を生まない仕事」「2 現場経験がものをいう仕事」「3 簡単に取得できる資格」のため、企業から求められることはほとんどありません。(残念ながら)

安全衛生委員会
衛生管理者の仕事・職務内容を説明。週1回の巡視と月1回の委員会衛生管理者の仕事は週に1回の巡視と月1回の1安全衛生委員会はへの参加がメインです。「巡視」は事業場内の働いている場所が安全衛生的に問題ないかを確認します。「安全衛生委員会」は産業医などと一緒に労働衛生関係の問題を話し合います。...

衛生管理は補助的な仕事で利益を生まないため、求人がない

勉強中ウーパー
勉強中ウーパー
国家資格だから、就職に有利になると思ったんだけど。。
衛生管理者カエル
衛生管理者カエル
転職で求められるのは「即戦力」。「衛生管理者」の業務は全くの同業種でなければ即戦力としては活躍しにくいんだ。

まず、転職で求められるのは即戦力です。

マーケティングや経理やシステム開発など、その人が加入することで会社の利益に大きく貢献する。そんな人が転職市場で求められています。

衛生管理者資格は「国家資格」ではありますが、利益を生む仕事ではありません。

職場の衛生環境が整備され、働きやすく、病気になりにくい職場ができるかもしれませんが、その効果がわかるのは何年も先で、少なくとも直接的な利益にはつながりません。

また、衛生管理者としての仕事は常にやるものではなく、週に数時間衛生管理関連の業務をする程度です。あくまで、補助的な業務なので、それだけが採用理由になることはまずありません(第1種も第2種も同様です)。

転職最大手のリクナビNEXTで求人を探すと「衛生管理者」を優遇する記載はありますが、内容を見ると有資格者にしかできない業務を専門にやるわけではなさそうです。

衛生管理に関する専門的な業務は「産業医」や「安全管理者」が担っています。

衛生工学衛生管理者・安全管理者など
衛生管理者の関連資格、次のステップの資格を紹介(労働衛生や人事労務など)衛生管理に関する資格を説明しています。総括安全衛生管理者が指揮をとり、「安全管理者」と「衛生管理者」が業務を行います。中規模事業所には「安全衛生推進者」がおかれます。また、より高度な資格に「衛生工学衛生管理者」があります。...

衛生管理は経験がものをいう仕事

衛生管理の業務は職場によって大きく異なります。

例えば、銀行の営業所内であれば、指摘できる内容は一般の人でもわかる程度のことでしょう。

【指摘例】

・地震で鉢植えが倒れてきたら危険なので、固定しましょう。

・2階への階段が急なので、手すりを設置しましょう。

・コロナ対策で1時間に1回は換気しましょう。

このような、一般的な指摘は資格を取らずとも、わかりそうです。

衛生管理者が本当の意味で活躍できるのは、工事現場や工場など、労働災害が起こりうる場所です。予め危険を察知し、安全な環境へ指導していくことに価値があります。

衛生管理者として、前の職場で活躍していても、新しい職場で巡視場所・扱う化学物質が変われば、指摘事項や仕事を行うのに適した環境も変わるはずです。

衛生管理者という資格よりも「その場所で何年も仕事をしていた人」の方が危険性や職場特有のリスク等について詳しいはずです。

【何年か勤めている経験者であれば】

・換気されていない状況でこの化学物質を使うのは危険だ。

・酷暑での作業は危険を伴うので、30分に1回休憩する。

・昨年、労災があったので作業手順を再度確認する。

このような指摘ができますが、全く同業種の職場でなければ、転職者がこういった指摘をすることは難しいでしょう。

衛生管理 実務経験
【衛生管理者の受験資格】実務経験ほとんどなしでも受験が可能!衛生管理者試験の受験資格に「実務経験」という文言があります。「衛生管理者」の試験を受けようとしているのに、「衛生管理の実務経験」がないといけないというのはおかしい気がします。実際には「実務経験」は幅広く捉えることができ、多くの人が受験対象になります。...

衛生管理者資格は2.3ヶ月の勉強で取得でき、難易度が低い

衛生管理者資格は比較的簡単に合格できる資格です。

国家資格とはいえ、50人以上の従業員を雇用する職場には1名の衛生管理者を専任することになっています(有資格者が1名は必要ということです)。

法律に基づいて従業員に取らせなければならない資格なので、比較的簡単に取得できます。転職で職場に加えたいのは簡単な資格を保持している人ではなく、その人にしか出せない利益をもたらしてくれる人です。

難易度が低い理由はこちらの記事でも紹介しています。

衛生管理者試験過去問
衛生管理者の一発合格には過去問だけ!半年間同じ問題が出るわけではない。衛生管理者試験で半年間、全く同じ問題が出るというのは誤りです。半年に1回、公表試験問題として出題例が出されますが、あくまで「出題例」です。同じ問題ではありませんが、似た問題は出ることが多いので、過去問を繰り返すのが1番の対策になります。...

転職には上位資格の取得をチャレンジするか、勉強の過程をアピールするか

勉強中ウーパー
勉強中ウーパー
そんなこと言われたら、受験する気がなくなっちゃったな。

ここまで、「転職の役に立たない」と言ってきましたが、「衛生管理者資格」が全く評価されないということでもないと思います。

頑張って仕事をしながら、その時間外に勉強をして資格をとった。また、社会保険労務士・労働衛生コンサルタントなどさらなる上位資格を視野に入れているとなれば、十分に仕事への意欲をアピールできるでしょう。

難関資格を目指すなら
「LECグループ」などの資格学校も検討してみてはいかがでしょうか?

また、衛生管理者資格取得に関連して、労務関係の業務に携わっていたとすれば、勤務経験としてプラスになるかもしれません。

衛生管理者カエル
衛生管理者カエル
仕事をしながら、勉強に励んだ姿勢を評価してくれる可能性は高いと思うよ。

資格取得の過程をうまく伝えることができれば、資格で得られた知識以上の価値があるかもしれません。

少なくとも今いる会社のボーナスや昇給の査定があるときには、頑張って勉強したことを積極的にアピールするといいでしょう。

転職を検討されるのであれば、「リクルートエージェント」や転職アプリ「ミイダス」の登録から始めるといいと思います。

合格率50%
衛生管理者試験の難易度・合格率は一種も二種も約50%!講習は必要?衛生管理者試験の合格率は1種、2種ともに50%程度であまり難しいものではありません。個人的な感覚で言えば、「簿記3級」と同じくらいの難易度だと思います。2ヶ月程度の勉強で合格できますし、何度も受験可能です。...
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